『ぶーけ』創刊号(集英社 発刊昭和53年9月)
かなり昔の本です。廃品回収にそなえて新聞なぞをくくっていると、漫画本が何冊か出てきました。その中で捨てられなかった一冊。
別に少女まんが趣味とか創刊号マニアではないのですが、実は陸奥A子や田淵由美子の隠れファンだったというのは内緒です。
諸行無常というか、いつごろからか物を持っておくことにそう執着がなくなってきた気がしますし、現実、住宅事情が許しません。とはいえ、たまにこういう古いものを見つけるとついつい記憶の底が撹拌されてしまうものです!
いわく、月刊『市民』(出版元は忘れた。日高六郎さんとか鶴見俊介さんあたりが主宰だったと思う)創刊号から20号くらいか?卒業した頃に休刊になったような──学生時代を過ごした下宿に寄贈)
月刊『漫画少年』(朝日ソノラマ ガロほど古くないが、手塚治虫「火の鳥」竹宮恵子「地球へ」ますむらひろし「アタゴオル物語」高橋葉介「夢幻紳士」などを連載。やはり卒業頃休刊になったような、出ない月もあったから2〜30冊か──同じく下宿に寄贈)
月刊『日経MAC』創刊号から4年間分ほど(廃刊か?──退職時に会社に寄贈)
寄贈といえばきこえはいいが、もらった方もいい迷惑なのです、多分。
しかし、出版不況といいながら、出版点数は毎年増え続け、当然それ以上のペースで廃刊・絶版も増えています。本屋さんも古本屋さんも段々とスーパーマーケット化してる気がします。
漫画に限らず、ある日突然、読みたくなった時、Amazonに無ければ、二度と手に入らないってことはかなりありそうです。
本ではありませんが、数年前、絶版になったCDアルバムを「在庫僅少」で注文しました。日本の音楽家で版元はオーストラリアでしたが、「今世界中から在庫をさがしてるからもう少し待て」という英文メールが3ヶ月に一度くらい届くだけで、それでも1年近くかかって無事届いたからラッキーだったのでしょう。
電子本もどこまで期待していいものか、紙本の救済よりも新しいマーケットを作る方が先決のようですし。
とりあえず復刊ドットコムに投票してから考えてみます(^^;
2013.09.10 | Trackback(0)