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Such is Life :

この胸いっぱいの愛を

「この胸いっぱいの愛を」

『この胸いっぱいの愛を』梶尾真治
小学館文庫

「胸いっぱいの愛」は当然 Whole Lotta Love (Led Zeppelin 2nd)のことだろとタイトルだけで衝動買いした本。
もちろんツェペリンや "You need cooling" で始まる懐かしの名曲の話ではなく、20年前の門司、飛行機事故のさなか過去に戻ってしまった登場人物が20年後に引き戻されようとするたびにどこからともなく響く曲として描かれる。

墜落事故に巻き込まれた乗客のうち、20年前(1986年)に強い執着を残していた6人だけが、過去にとばされる。それぞれの過去に決着をつけることができた段階で再び20年後に引き戻されてしまう。 時間は可変であることが前提となっていて、歴史を変えることを妨げる力がはたらいたり、タイムトラベラーパトロールのような存在も出現しない。 そして1986年の彼らが20年経ったとき、再び墜落事故の犠牲者としてアナウンスされる3人と、大きく人生が変わってしまった3人に大別されている。

歴史を変えた側の6人がどこに行ってしまったのかという疑問は残るのですが・・・

それはさておき、1986でなく今から20年前の1995年。 Windows95のお祭り騒ぎも今は昔、Macは漢字Talk7.5。個人的には PowerPC第一世代のMac7100とか8100av(何故かG1Macとは呼ばれんねぇ)で仕事をしていて、アドビの Illustrator とアルダスからマクロメディアに変わったFreeHand とどっちがいいかな?と試していた頃。

というのはどうでもよくて、やはり1月17日の阪神・淡路大震災。災害時のIT活用が注目され、実際さまざまなネットの活用が試みられ日本のインターネット元年と呼ばれるようになったそうです。 うら覚えながら、当時はまだパソコン通信で遊んでいた記憶しかないにしても、翌96年には、ホームページビルダーやアドビ PageMill 日本語販が発売されていますから、ちらほらホームページ作りも広がっていった頃だったのでしょう。

その頃(に限らず過去)こうしおけばよかったなんてのは当然多々あるわけです。
学生時代、先生から「今のうちに勉強しとかんと絶対後悔するぞ」と言われて「後悔も人生の糧だからかまわない」な〜んて応えてた学友がいました。そこまで開き直る気がおきないのは、まぁ恵まれたということにしませう。

しいて後悔するならば、温故知新したくても記憶が霞んでしまってるので、デジタル化以降「記憶にありません、記録にあります」状態にしておけばよかったぁ!でしょうか。それよりも過去の時点で10年後、20年後の社会や自分が全く読めてなかったこと思い知らされる昨今。

2015.08.24

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